皆さんは知っていますか?1995年に「VRゲーム」を楽しむハードがあった事を。
早すぎたVRゲーム機として発売されたバーチャルボーイとはどういったハードだったのか?現在でも買って遊ぶことができるのかについてまとめてみました。
バーチャルボーイとは?
1995年7月21日に希望小売価格15000円(税別)で任天堂から発売されたテーブルトップ型のゲームマシーンです。
スーパーファミコンの後に発売されマリオが初めて3Dになったのは任天堂64の「スーパーマリオ64」ではなくバーチャルボーイが初の3Dマリオのお披露目になりました。
現在はアマゾンなどのオンラインで高騰しています。
遊び方
上の画像を見てもらうと本体が「ゴーグル」のように見えませんか?この部分がディスプレイになっていてプレイヤーはゴーグルを覗き込んでゲームを遊ぶことができます。
現在のVRのように頭に装着するのではなく覗き込むというのが時代を感じますよね。スタンドはゴーグル部分をしっかり支えてくれプレーヤーの環境や姿勢に合わせて角度の調整も可能でした。
一度遊び始めると体勢を変えることができないので遊び終わった後には体がバキバキになっていたというのがバーチャルボーイあるあるとなっています。
基本的には机の上にスタンドを立てて覗き込んで遊ぶ方が多かったようで操作はコントローラーでおこないます。
ゴーグルから見えた景色
バーチャルボーイといえば赤色のLEDで表現された赤と黒のゲーム画面です。現在のフルカラーでは考えられませんがたった2色だけで
立体的で奥行きを感じることができるという不思議な感覚を体感できます。というのも左右のディスプレイが違った映像を映し出すことで
立体的な表現を可能にしたようで画質的にはゲームボーイと変わらないのに無理やり3Dにしようと頑張ったのがバーチャルボーイと言われています。
しかしこのハードが画期的で素晴らしい挑戦だったのは間違いないですよね。ただちょっと時代が早すぎた‥
重たいコントローラー
コントローラーはゴーグル本体から接続して単三電池「6本」を入れると使うことができます。ろ‥ろ‥6本??
そうなんです。6本分の電池とコントローラーの重さは当時のプレイヤーからも重すぎないか?という声が多く6本入れても約7時間しか遊べない方もいたりと
かなりコスパの悪いコントローラーでした。個性的なコントローラーが多い任天堂ですがバーチャルボーイのコントローラーも
十字キーが2カ所あったりグリップがとても長かったりとデザインはかなり個性的ですよね。
バーチャルボーイは早すぎたVR
引用元:Amazon
時代を先取りし過ぎたゲーム機はセールス的にも残念な結果になりました。初代プレイステーションやセガサターンが近々で発売され
1996年には任天堂から「NINTENDO64」が発売されるなど高画質なゲーム機が発売された事によって2色しかカラーのないバーチャルボーイは
発売から数カ月という短い期間で市場から姿を消すことになりました。
現在ではVRの解像度やリフレッシュレートの向上などで没入感ある体験ができますがそれは今の技術があってこそできることで
当時では絶対に不可能だと思われたVRに挑戦しようとしたバーチャルボーイの心意気は素晴らしいと感じるのは私だけじゃないはずです。
だからこそ現在でもバーチャルボーイのファンは多く遊んでみたいというプレイヤーも多いんだと思います。
どんなソフトがあるの?
発売されたゲームソフトの全タイトルは「19本」です。1年未満に市場から見なくなったハードですがゲームソフトは結構でてるんです。
・マリオズテニス
・ギャラクティックピンボール
・テレロボクサー
・レッドアラーム
・とびだせ! ぱにボン
・T&E ヴァーチャルゴルフ
・バーチャルプロ野球’95
・バーティカルフォース
・Vテトリス
・マリオクラッシュ
・スペーススカッシュ
・ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!
・バーチャルフィッシング
・インスマウスの館 アイマックス
・ワリオランド
・スペースインベーダー バーチャルコレクション
・バーチャルラボ
・バーチャルボウリング
・SDガンダム ディメンションウォー バンダイ
マリオテニスの先がけとなった「マリオズテニス」や誰もが知っている「Vテトリス」これだけ有名なソフトがでていると
バーチャルボーイを遊んだことがない方にとってはどういうゲーム内容でどうプレイできるんだろう?と考えてしまいますよね。
たった2色のVRとは一体?ネットを探せばプレイ映像は確認できるかと思いますが実際に遊んでみないと感覚的なことって分かりませんよね。
今でも売ってるのか?というよりも1985年に発売されたゲーム機が動くのか?買えるんだったらどこ?などを次で説明させてください。
バーチャルボーイはどこで買える?
かなり年代物のゲーム機ではありますが現在でもしっかりと動作するハードもあります。新品を見つけることはないと思いますが状態の良いものも販売されているようです。
しかしバーチャルボーイを実際の店舗で見かけることはほぼ無いと思います。もし購入したい場合は中古品をネットショップで買うことになります。
しかし販売台数の少なさと近年話題になったことで需要が増したことなども重なって現在ではとても割高で取引きされています。
引用元:メルカリ
状態の良いもので40000円やジャンクでも20000万円を超えておりAmazonや楽天などでも似たような価格で販売されていました。
希少性が高く年々価格も上がっていきなかなか手の届かないゲーム機になってしまいましたが正直この値段を出すなら
「PlayStation VR」か「PlayStation VR2」を購入するほうが圧倒的に満足度が高いと思います。
購入は割引きされてるネットショップがおすすめです。
でも分かります。満足度だけじゃない知らないゲーム機を遊んでみたいという好奇心と昔は買えなかったけど今だったらというゲーマーの方の気持ち。
もしどうしても買ってみたいんだ。という方は保証のあるショップで購入することをおすすめします。オークションやフリマサイトだと
購入後すぐ故障した。不良品だったなどトラブルも多く高価な買い物になるため諦めるしかないとなった時に諦めるにも諦めきれないと思います。
大手ネットショップでは中古品の初期不良への対応や1ヵ月保証などもあるのでそちらを確認してから購入を検討してみてください。
まとめ
時代が早すぎたVRゲーム機バーチャルボーイについてまとめてきました。1985年という時代にこのハードが発売されていたことへの驚きと
記事を書きながら任天堂の挑戦への敬意を改めて再確認できましたし現在でも需要がある素晴らしいゲーム機なんだなと感じることもできました。
中古品の価格は割高になっていて今後も数が増えることはないため価格が一気に下がるとも考えにくいので私は購入をおすすめはしませんが
本当にどうしても遊びたいという方は保証のあるネットショップなどで購入を検討してみてくだださい。
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